久々の山行
ここの所、週末なんだかんだ強風だったり、雨が降ったりで全然行けて無かったのでめっちゃ久々の山ネタです。
最近、旅レポートばっかりやってますが、このブログのメインネタは山です!(笑
冬のご飯はただでさえハイカロリーですが、このままでは運動不足が加速し、要らぬ贅肉が付いて高い山登れなくなってしまいそうなので、そろそろ登ります!
3月は本当は登ったことがない厳冬期の赤岳登頂を目論んでいたのですが、天気予報を見ると風速30mで無理と判断しました。天候ばっかりはどうしようもないので無理せず、勇気ある撤退です。
ということで今回は代わりに都心からアクセスが良く、丹波山塊の中でも人気の高い塔ノ岳/1491mの頂上を目指して行こうかと思います!(3月中旬の情報なのでも、実際に登山に行かれる方は最新の状況を別途ご確認ください)
出発はいつもの大倉駐車場から。東京からだとアクセス1時間ちょっとで着いてしまうので、アクセスは最高と言えます。
駐車料金も日帰りなら530円とお得!
ただ、この駐車場開場時間が8時で山屋的には少し遅い点は注意が必要ですね。
今回は大倉登山口から入り、通称バカ尾根を通り塔ノ岳山頂を一気に目指す大倉尾根ルート。
全長14.4km、コースタイム往復6時間。
先ずは駐車場から登山口を目指し舗装路を歩きます。
登山開始!尾根筋を目指す道のり
大倉登山口に到着しました。ここから登山道となります。
塔ノ岳山頂まで6.4kmで日頃の練習にはちょうどいい距離かと思います。
登山口の標高は大凡400m。ここから高度を1000m程上げて山頂を目指します。
塔ノ岳に限らず、丹沢山系全体に言えることですが、泥道の確率が多く、転倒には十分気を付けなければいけませんね。
特に濡れている時の木はとてもツルツルしていて鬼門です。
海外の高山登山だと、基本岩と氷と雪しか登場しないですが、日本の低山の登山ではまた別の安全に歩く技術が必要になりますね。
皆さんは普段登山地図何使ってますか?
僕はAPPのヤマレコとバックアップの紙地図(山と高原地図を愛用!)を併用してます。
基本的に平時はヤマレコ見る感じですね。歩いた軌跡と目的地の位置関係が非常に分かりやすく使いやすいですよ!
大倉尾根から山頂を目指す!
ゆっくり目に歩いて30分程で尾根筋に辿り着きました。
ここから頂上までは一直線。ひたすら高度を上げるだけです。
視界が開けていて気持ち良い尾根筋ですが、ひたすら単調な登りが続くため、巷ではバカ尾根等と揶揄されていますね(山にめちゃくちゃ失礼)。
しかし、思うに塔ノ岳の大倉山ルートは登山口から山頂までコースタイムで3時間ちょっとなので言うほどバカ尾根でもないと思います。
中国にはムスタグアタという7546mの山がありますが、コイツは6000m地点からひたすら尾根筋で山頂を目指すのですが、これが真・バカ尾根ですね。
因みにムスタグアタはガイド登山が可能で、これを無酸素で登れればエベレスト有酸素登頂は堅いと言われてます。
種々細かい分岐が途中で登場しますが、標識があってかなり分かりやすく、迷うことは少ないかと思います。
高度が上がって来て寒くなって来ました。山では大凡100m上がるごとに0.6度温度が下がると言われており、そう考えると山頂は登山口より−6度となります。
おまけに雪もちらついて来て、計らずとも幻想的な登山に。
天気予報では晴れでしたが、山の天気はやはり変わりやすいですね。
まだ、この程度ならアイゼンは不要かと思います。
登山口から1時間15分、標高948mの堀山の家に到着しました。
雪化粧を纏って山小屋らしさがアップしてますね!
謎の猫ダルマがお出迎え。
今回はタイムアタックや山頂登頂を主目標としてないので、ゆるゆる休憩しながらのまったり登山です。
堀山の家を過ぎると雪が深くなって来ました。
急傾斜はないのですが、滑って危ないのでチェーンスパイクをつけます。
足下の状況はこんな感じ。踏み固められていますが、雪道ですね。
こんな時はチェーンスパイクです。
愛用しているのはモンベルのチェーンスパイク!360グラムととても軽量でお守りがわりにザックに入れておけばこういう時に対応できます。
靴の上から靴下を履く感覚で簡単に脱着できてとても便利ですよ。
雪道の中、天神尾根分岐を過ぎ、花立山荘を目指します。
山のオアシス!花立山荘で一服
頂上前の最終休憩地、花立山荘に到着しました。
本来なら富士山が望める非常に見晴らしが良い山小屋なのですが、今日は真っ白で何も見えません(笑
今日はまったり登山なので、山頂到達前に贅沢にも山小屋で一服してしまいます!
小屋内は薪ストーブによりとても暖かく快適です。
僕は暑くて虫もいる夏山登山を嫌い、圧倒的に冬山登山がメインですが、冬山登山で唯一しんどいのが休憩時間ですね。
基本外の吹き曝しの中で休憩するので疲れが全く取れませんし、食糧も大体冷たいので食べる気になりません。
それに比べると山小屋は天国ですね。
花立小屋名物!むき茸うどんを頂きました!
フカヒレとのことで濃厚な味わい。
なんと贅沢にもデザートに善哉を!
山小屋は天国です。
山小屋でまったりしすぎてもう帰ってもいいかな(笑という気になりますが、再度を気合を入れ直して山頂を目指します!
山頂まであと0.6km!
登り3時間!塔ノ岳山頂に到着
12:02、山頂到着です!登りは3時間ちょっと、ゆっくり目に登ったのでほぼコースタイム通りですね。
山頂は真っ白で何も見えませんでした(笑
本当は大きく富士山が見えるのですが、今回はトレーニングなのでこれでいいんです。
そそくさと昼食の準備を始めます。
さっき、うどんと善哉を食べたのに、更に食べますよ!
登山はカロリー消費が極めて激しいので食べれる時にいっぱい食べておきましょう。
今回は山頂で韓国の部隊鍋拉麺を作ろうと思います!
調理方法はパック面を鍋に投入するだけ。
アルトバイエルン先生も投入し花を添えます。
装備だけ見るとエベレストでも登ってそうな感じですが、今回は塔ノ岳です(笑
でも、日本の山は湿度が高く、気温以上の寒さを感じるので油断ならないですね。防寒は確りしましょう。
部隊鍋拉麺完成!
山頂で食べるものは大概美味しいですが、中でもらーめんは最高ですね!
雪の中、頂きます!
結びに
久々の登山で体の節々が筋肉痛となりましたが、とても楽しい山行でした!
登山の為のトレーニングは登山と言われており、体を鈍らせない為にも定期的な登山が必要ですね。
このくらいの高度では重量は苦にならないのでトレーニングも兼ねてもっと本格的な調理具を持って山頂飯を楽しむのも良いかもしれません。
因みに下りの時は晴れて来まして、山頂でもう1時間くらい居れば富士山が見えたかと思います。
大自然は一期一会なのでこれはこれで良しとしましょう!
登山口付近まで下りると苔むしていました。
山は高さによって様々な表情がありますね!
それではまた!
皆様も良い山旅を!