アップルウォッチウルトラを10日程使ってみた。
なんだかんだ無茶苦茶便利だ。
言われていた61gの重さもさほど気にならず今のところ快適に過ごせている。
何より当初の思惑通り、携帯を取り出す場面が減ったのはとてもありがたい。ほぼ、全ての操作を手首で出来るので何だか携帯から解放されたようで清々しい。
また、ウルトラの専用文字盤であるウェイファインダーに表示できる情報もかなり多く、日常をサポートする信頼出来る相棒となっている。
今回は山屋目線で自分なりのウェイファインダーの設定と、便利すぎるウルトラだが少しだけ見えて来た弱点を記事にしてみる。
山屋目線でのウェイファインダー文字盤設定
私は以下のような文字盤設定で使っている。
いろいろ考え設定を変えてみたりもした後の最終的な完成系である。
これで登山やアウトドア活動において知りたい情報がほぼ網羅出来てるのでは思う。
四隅にはそれぞれ、時計回りに①日の出/日の入時間、②アクティビティログ、③降水確率、④高度を配置した。
真ん中の三つは⑤血中酸素、⑥温度、⑦バッテリー残量だ。
アップルウォッチ使用で一番気になるであろうバッテリー残量は最も見やすいところに配置した。
いくら有能なアップルウォッチといえど、バッテリー切れを起こしてはただの重り。
ウルトラになって36時間持つようになったとはいえ、所詮36時間でもあるので、バッテリー切れには十分注意したい。
ウェイファインダーはベゼルをタッチすることによってベゼルの表示をワンタッチで切り替えることが出来る。
切り替えた先はコンパスと高度に設定した。
やはり登山してて一番気になるのは高度であり、見る機会が経験上最も多い。
なので、ベゼルタッチでも簡単に見れるように設定した。
ウルトラ以外のアップルウォッチでも同じだと思うが、各項目をタッチすることによって夫々の項目の詳細を見ることが出来る。
①日の出/日の入時間
②アクティビティログ
③降水確率
④高度
⑤血中酸素
⑥温度(天気のくくりで降水確率と同じ表示になる)
⑦バッテリー残量
アップルウォッチウルトラの弱点
このように日常生活を大変便利なものにし、アウトドアシーンでも充分頼れる我がウルトラだが弱点がない訳ではない。使用していて明確に不便と感じた主に二つの点も書かせていただく。
①SUICAをアップルウォッチに登録すると携帯側で使えなくなる。
個人的に一番堪えたのがこれだ。
皆さんはアップルウォッチを何で一番使おうとしているだろうか。
私は地図とSUICAだ。
日常使いでこれらを使う時に携帯を取り出す場面が最も多いのでアップルウォッチにとても期待した。
実際にこの願望はしっかり達成されており、今や地図やSUICAを使う時に携帯を取り出すことはない。
が、SUICA使用においては落とし穴があるので気を付けて頂きたい。
SUICAをアップルウォッチに登録すると携帯側で使えなくなるらしいのだ。
これがどういうことかというと、SUICAは携帯「か」アップルウォッチのどちらかにしか登録できず、双方で同時に使うことが出来ないということだ。
これは地味にとても不便で失望している。SUICAをアップルウォッチに登録したが最後、日常生活では文字通りアップルウォッチを外すことは出来なくなる。
常にアップルウォッチを着用していないと決済に困る場面に出くわす。
使用していて最初にこの場面に出くわした時にはめちゃくちゃ焦った。
最悪なことにその時は手首を休ませようと携帯で決済しようとスーパーでアイスを買っていて、決済出来ずにしょうがなく家まで帰ってアップルウォッチを取ってくることとなった。めちゃめちゃ不便である。
一応、アップルウォッチに登録したSUICAは携帯に戻すことも出来るらしいが、それもアップルウォッチが近くにないと出来ないらしく、上のようなアップルウォッチを家に置いた状態で買い物に出かけていたら完全にアウトである。
②理不尽な暴力が配偶者を襲う
アップルウォッチには大変便利で興味深い機能として睡眠ログを取るというものがある。
しっかり寝れているかを数値化して見せてくれるというもので、日々のQOL向上に大変役に立つ。
が!ここにも落とし穴がある。
配偶者や恋人とベットを共にしている場合、腕が暴れたり、派手な寝返りを打った際に理不尽な暴力が襲う可能性があるのだ。
61gの重量は日常使いで気になることはあまりなかったが、それでも61gのチタニウムの重みであり、気を付けないとふとした瞬間に無慈悲な金属は大切な人を傷つけるかもしれない点は注意が必要である。
安全に配慮してベットを誰かと共にしている場合には外すのが無難だろう。
以上、使っていて明確に不便な点が二つほどあったが、総じては大変便利なツールだ。
早く、登山に持っていって性能を確かめたいものである。
涼しくなってきたし、そろそろ繰り出したい。