窯焼きピザが食べたい
今週末は何をしようか。
どうしようもなく、窯焼きピザが食べたくなる、そんな日がある。
ピンポイントで食べたい物が指定されてしまったこの気持ちをどう収めるか。
これが結構困りもので、気持ちが定まってしまった以上、中途半端なものを食べてしまうと逆に不満を募らせてしまう。
これまで食べた一番おいしい窯焼きピザのお店は蓼科に遊びに行ったとき、道の駅こぶちさわに在った「ロトンド小淵沢」、これがまず首位に来る。本当においしくて、ずっと覚えている。
あとは家族でたまに行く御殿場アウトレットの「トラットリア ターヴォラ」これもピザ生地が薫るとてもおいしいピザだった。
蓼科は週末にふらっと散歩に行く距離ではないし、御殿場も近いようでそれなりに遠く億劫だ。
近場でおいしい窯焼きピザが食べたい。具材がおいしいのは勿論、ピザ生地がおいしいピザを。
困ったときはグーグル先生。
みなとみらいのハンマーヘッドにある「アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ」というお店がおすすめされた。
1870年創設、イタリアからやってきた本場ナポリピザの老舗らしい。
アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ @横浜ハンマーヘッド

横浜ハンマーヘッドは「客船ターミナル」、食をテーマにした「商業施設」、「ラグジュアリーホテル」が一つになった日本初の複合施設とのことで、2019年10月31日 開業当初新しいもの好きとして早速行ったのだが、ぶらぶらと行くには正直コンテンツがあまり刺さらず、今回が2回目。
明確な目的がある分、心も踊る。

エスカレーターで2階に上がるとさっそくお店を発見。
こじんまりとしたお店ながらイタリアの息吹を感じるとてもオシャレな佇まい。
細かいところだが、席と席の間隔が広めなのがうれしい。
週末にのんびりとピザをつまみたい気持ちにしっかり応えてくれそうだ。

店先にピザグッズも売られていて、ピザへのただならぬ愛を感じる。
デザインもかわいく、油断するとつい買ってしまいたくなる。

ピザを待つ間はフリットミストで小手調べ。
小:1,400円/大:2,700円(写真は大)
頭ごと食べれるエビのフライがサクサクでとても美味。

10分ほど待つと、お待ちかねのピッツアが到着!
ピッツアの女王、マルゲリータ。
トマト、モッツァレッラ、バジル、オイルにチーズ。
定番にして、至高。
2,500円
ミケーレのピザは35cmでかなり大きめでインパクトがあるので頼みすぎにだけ注意したい。

続く、クワトロフォルマッジ。
4種類のチーズにハチミツ。
この組み合わせの発案者は重罪に処すべき。おいしすぎる。
そしてどのピザも生地が本当においしい。
焦げが薫る。
つまんでいるだけで至福の時。とても幸せな週末。
最高でしかない。

キッチンの奥には青タイルが印象的なピザ窯が鎮座する。
薪で焼き上げるとピザはこんなにもおいしくなるのは不思議という他ない。
世界七不思議のひとつ。

お店自体はそう広くないが、テラス席もありとても解放感がある。
テラスからは無限に広がる空と海。
天気が良い日には外でまったりと景色に癒されながらチルするのも一興。
ミケーレはピッツアのクオリティは申し分なく、お店の雰囲気も良く、みなとみらいエリアなのでアクセスも良い。
神奈川エリアで窯焼きピッツアおいしいランキング暫定1位である。
これを超えるお店は登場するのか。
それを探すのもまた楽しく、楽しみは尽きることはない。

2回目のハンマーヘッドは今までとは違う想い出深い印象となった。
同じ場所でも、時も状況も人も変わっているので、同じ体験ではないということか。
ピッツアがおいしすぎる週末だった。
また、来よう。