3日目、豪雨に襲われる
Part-3から続きます!
アウトドア活動の常としてやはり天候が最重要です。
そして、豊かな大自然を見せるニュージーランドの旅においても最重要なのはやはり天候となります。
昔、安く済ませようとして雨季のグアムに行ったことがありますが、5日間の滞在中4日間雨に降られ、どうしようかと思った物です。
今回のニュージーランドの旅は10日間ですが、前日快晴なんてウマイ話がある筈もなく、3日目にしてバッチリ雨に降られました。
本日はニュージーランド政府公認、Ultimate Hikes社が主催するガイド登山、世界最高のトレッキングルートと評されるミルフォードトラックへのトレッキングに参加します!
集合時間は9:15なので、なんと、4時半起き!
260km離れたクイーンズ・タウンへ向けて漆黒の中、ひたすら車を走らせます。
夜のニュージーランドは真面目に街頭が一つも無く漆黒なので運転には十分お気をつけ下さい。
雨音の中、夜が明けて来ました。
雨は通常陰鬱な気分にさせられますが、雲が低く、遠くに光が見える本日のそれは美しいとしか言いようがありません。
偶に日差しが漏れて虹が掛かったりもします。
雨降りの牧場。
牛さん、風邪を引かないように体調には十分お気をつけ下さい。
行けなかった世界最高のトレッキングロード
9:00前に到着したUltimate Hikesのオフィス。
本日のトレッキング参加者は50名ほど、国籍は韓国が2チーム、日本から1チーム、日本から個人参加が1名、後のほとんどの参加者は白人勢と言った陣容。
程なくして集合時間となりましたが、ガイドが言うには豪雨の影響で道路状況が悪く、確認にもう少し時間が欲しいとのこと。
待つこと2時間、得られた結果は・・・
「1999年以来の猛烈な豪雨により主要幹線道路が崩壊。先にミルフォードに入っているトレッキング客らも2日間山小屋から動けず立ち往生しているとのこと。よって、大変残念ながら今回のトレッキングはキャンセルとせざるを得ない」とのことでした。。。
残念至極です。
隣の韓国チームがガイドに激しく抗議していましたが、天候は不可抗力なので仕方ありません。
世界一のトレッキングルートと評されており、本来なら3か月前から予約でいっぱいですが、偶々出発1ヶ月前に予約が取れて非常に楽しみにしていたのにキャンセルとなってしまいました。本当に残念です。
ツアー参加料一人2700NZDは全額返金となりましたが、元々4泊5日を予定していたトレッキングが無くなったので予定に空白が生じてしまい、現地で1から予定を組み直す必要が出てきました。どうしたものか。
今回の豪雨は現地でニュースにもなっており、ニュージーランド政府は非常事態宣言を出したとのこと。
主要道路である6号線もこの有様です。これは流石に無理ですね。ツアー会社の判断は正しいです。
尚、一部開催を強行した他の旅行者もあるらしく、400人の観光客が豪雨の中道路で立ち往生し、ヘリが救出に向かっているとのことでした。ミルフォードに行けなかったのは残念ですが、ヘリに救出される目に遭わなくて良かったです。不幸中の幸いです。
世界の果てで思うこと
ここクイーンズタウンはクライストチャーチより更に南であり、果てしなく南極に近いです。
昼間の時間は相変わらず長く、暗くなるのは22:00頃。
気温は30度あったクライストチャーチから一変して8度。
因みにクック山山頂は氷点下5度です。
色々考えさせられます。人生は良いことがあれば残念なこともある。
今回ミルフォードトラックに行けなかったのは大変残念だけど、それは雨振りというニュージーランドのもう一つの顔を見せてくれたし、もう一度ニュージーランドに来る口実をくれた気がします。
そして、残念なことが残念とは限らないのが面白いところで、この先にまた違う新たな素敵な出会いがあるものと信じています。
空白になった予定表はニュージーランド最高峰クック山へと続く!
ミルフォードキャンセルの悔しさをバネに高級マウンテンビューロッジに神も畏れぬ4連泊。
トラブルの先のニュージーランドの旅は如何に!?
Part-5に続く!!