旅の最終日、クライストチャーチへ戻る
Part-7から続きます!
最大の目的であったクック山考察を経て、今回のニュージーランドの旅も佳境を迎えました。
いよいよ最終章です。
この美しくも心休まる田園風景も今日で見納めだと思うと非常に名残惜しいですね。
今日はアオラキ/クック山国立公園からクライストチャーチに戻ります。実に370kmの長距離ドライブです。
今回のニュージーランドの旅では、1週間ちょっとで1200kmの距離を運転しました。
素晴らしいニュージーランドの自然に触れ、自由気ままにこの国を旅するには、やはりレンタカーが必須だと思います!
シャマラ・アルパカ・ファーム
ニュージーランドの旅の締めくくりは、最後、みんな大好きモフモフ生物!アルパカさんに会いに行ってみたいと思います。
お邪魔したのはクライストチャーチから車で1時間ほど、港町アカロアにあるシャマラ・アルパカ・ファーム。
クライストチャーチから75号線で南東へ向かった先、バンクス半島の小高い丘の上にある巨大なアルパカ牧場です!
期待に胸を膨らませながら、写真の看板を見つけましょう。
アルパカ触れ合い体験は公式サイトから予約可能で、大人一人50NZDで1時間ほどアルパカさんと触れ合えます!
現在牧場には何と!100頭以上のアルパカがいるとのことです。
最初に10分ほど、アルパカと触れ合う際の注意点を伺います。
頭と顎は基本的に触ってはダメで首と肩あたりはお触りOKだそうです。
また、アルパカが不機嫌になると唾を吐きますが、イライラの度合いによって臭さも変わるとのこと(笑
説明を受けた後は牧場に入り、ひたすらアルパカと触れ合う!
日本でもたまに動物触れ合い体験でアルパカがいる時がありますが、これだけの数のアルパカに触れ合えるのは牧場ならでは!
思わずこの笑顔です!
モフモフしてて可愛すぎです!
毛を収穫したばかりとのことでちょっとシュールな見た目になってますが、毛質はモッフモフです!
人生の勝ち組の気分!
基本的に南米生息のアルパカですが、適度に寒く、乾燥しているニュージーランドの気候も非常に飼育に適しているとのこと。
正に至福の時!1時間はあっという間に過ぎてしまいます。
もっと触れ合いたい気持ちは山々ですが、アルパカは基本的に臆病な生き物であまり触りまくるとストレスになるとのことでこれくらいで我慢しときます。
ニュージーランドの大自然とアルパカが実に良くマッチします。
シャマラはニュージーランドで有名なアルパカ牧場ですが、各種アルパカの賞も受賞しているようです。
チャンピオンアルパカの写真も展示されていましたが、ザ・アルパカという堂々とした毛並み!
動物で一番好きなのは猫、次点でアルパカですが、老いたらアルパカ牧場をやろうと野望が芽生えました。
クライストチャーチの夕暮れ
最終日の日が傾いてきました。金色の日差しがクライストチャーチの街を染めていきます。
名残惜しく、メランコリックな気分になりますね。
人通りが少ない街を静かに歩いて行きます。
最後にクライストチャーチのシンボル、カードボード・カセドラルに寄りました。
18:00で閉まっていたので外からの写真のみ。
屋根には表面に特殊加工が施されたボール紙製のチューブを使用しているほか、内部の祭壇や椅子、十字架なども紙素材で出ているとのこと。
設計はなんと日本人建築家の坂茂氏とのこと。
シンプルな様式美とカラフルなステンドグラスがとても印象的です。
2011年2月に発生したカンタベリー地震により、クライストチャーチの象徴とも言える大聖堂は壊滅的な被害を受け、現在再建中。
その間はこの仮設大聖堂が使用されるとのことです。
カードボード・カセドラルの正面には散歩に最適な公園があります。
幾何学的に伸びる散歩道に木漏れ日が交錯し、数学的な美しさ。
27Stepsの絶品ラムチョップ
ニュージーランドのラストディナーを飾るのはビーフ、ポークと来て唯一食べそびれていたラムを頂きたいと思います!
クライストチャーチ随一の名物レストランこと27Stepsにお邪魔しました。
イギリス人シェフが振るう新鮮な食材を使ったヨーロッパ料理(フランス料理寄り)のお店。
地元キウイの評価もすこぶる高いです。
名著「地球の歩き方」にも掲載されているお店ですが、地元民にクライストチャーチに一番美味しいお店を聞いてもここを薦められた為、信頼度は高いと思います!
食事のメニューはこのような感じ。
写真は無いので、多少英語力が問われる場面です。
お値段はちょっと張りますが、このお店の雰囲気やグレードを考えるととてもリーズナブルかと思います。
最初に出てくるのは、南瓜味のパン。中にフォアグラが練りこまれており、濃厚な味わい。別で頼んだハウスワインと頂きます。
次に頼んだカリフラワーのオーブン焼きサラダ。こってりとしたアーモンドとチーズソースがバランス良く合わさっており、満足度が高い逸品。
最後に本日のメイン、またこのお店の名物料理でもあるラムチョップを頂きます。
赤ワインのソースが鮮度の高いラム肉と合わさり、言葉を失う美味しさ。
もはや、言葉は不要。現地で是非味わってみて下さい!オススメです!
美味しい料理とワイン、最高の夜ですね。
少し酔いがまわり、ぼんやりと窓から覗く街並みを眺めながら、今回の旅を振り返ります。
旅の終わりに
ニュージーランドで過ごした日々はどれも思い出深く、大満足な旅となりました。
ニュージーランドは日本から近いとは言えず、また、来てもスポット間の距離が離れており、ほぼレンタカー必須であり、旅するのに中々気合いを入れなければいけませんが、それを補ってあまりある魅力です。
クイーンズタウン を除いて、南島は人工的なアクティビティやアトラクションはそれほど無いかもしれませんが、その代わりに大自然そのものが旅を盛り上げてくれます。
そして、我々は大自然のほんの一部であり、地球規模で見たら脇役もいいとこだという当たり前の事実に気付かせてくれます。
自分の悩みなどどうでもいいちっぽけな物で、人生をもっと有意義に使っていこうという前向きな気分にしてくれます。
都市から抜け出し、地球の、また自分の魅力的な一面を再認識する。そんなことが出来る場所だと思いました。
このニュージーランドの旅を入れてこれまで23か国、63都市を旅しましたが、その中でも間違いなくベスト3に入る最高の旅先です。
ミルフォードトラックやクック山登頂など、やり残した夢は次回までのお楽しみ。
Ka Kite Ano!
また会う日まで!