4年ぶりにメインで履く日常使いのスニーカーを買い替えた。
なんの変哲もないブラックのナイキエアフォースワンである。
前作のアーキテリクスグランヴィルの経年劣化観察に引き続きこちらも4年使った後の状態についてみていきたいと思う。
ナイキエアフォースワン
三十路後半の選びはなかなか悩ましい。
スニーカー然しすぎてる物はキッズに見えてしまい不相応と感じるし、革靴は堅苦しく、疲れる。
まだ、紳士靴で引退生活を悠然と楽しむには早いが、運動靴で全力で駆け回る年でもないのが三十路という年頃だと思う。
要求したスペックは、①日常での履きやすさ、②ある程度の「ちゃんとしてる感」、③靴としての丈夫さ、④手頃な値段であり、エアーフォースワンはその全てを満たしていた。
転職を機に人生初めて買ったエアフォースワンだが、最高で週に4-5日は履いていた。
何も面白味もなく、驚きもなく、クラシカルで、日常に溶け込む質実剛健の最高の靴であった。

週4-5日、4年、雨の日も風の日も履き続けたエアフォースワンの状態だが、写真の通り、4年履いたとは思えないほど状態は良い。
これには正直驚いている。
4年履きつぶしてもアッパー部分の損傷は殆どない。
購入当初の値段は1万円を切っていたが(2022年時点)、これでなんとアッパー素材は本革である。
コスパがバグっているとしか言いようがない。
本革なので、多少汚れても100均の革靴用靴磨きで軽く磨けばピカピカが復活である。
色も重要で、妻が履いている白いエアーフォースワンの方は2年しか経っていないが、汚れが蓄積し、もっとくたびれた感じになっているが、ブラックは経年劣化が目立ちにくい。

劣化が目立つのはかかとの部分で擦り切れている。
この部分に穴が開くことはやはりどのスニーカーも免れないようだ。
ただ、損傷も小さく、まだまだ使用可能といったところ。

最も摩耗が進んだ部位は靴底で、4年も履くと滑り止めの模様は体重がかかるところを中心に消えてしまっている。
これが消えると雨の日滑って危険である。
また一定の厚み以上摩耗してしまうと底に穴が開いてしまい、水たまりを歩けば水が浸透し、足が濡れることになる。
大変不快である為買い替え時期になる。
このエアフォースワンもやはり靴底に穴が開き始めたが、アッパー部分がきれいだった為、買い替えが勿体なく、SHOE GOOで補修し、延命した。
半年くらいは延命できたが、これも剥がれてきたので、今回買い替えることにしたのだ。

シューズ補修剤のSHOE GOO、塗るだけで簡単補修の優れものである。

買い替え先はナイキエアフォース 1 ロー “カーボンファイバー”(品番:HF2886-001、2025年2月発売)
同じブラックのエアフォースワンを再度購入しても良かったのだが、直近でスポーツカーを購入したこともあり、一捻り入れて、カーボン調をチョイスした。
時は経ち、ノーマルのエアフォースワンも気づいたら実勢価格1.5万円と2022年の1.5倍になっていた。
インフレは恐ろしいものである。
その中で、このカーボンは1.4万円と定価以下の物をたまたま見つけて次の4年を共に歩く相棒として購入に踏み切った。
買い物は縁とタイミングなのが楽しい。

新品なので当たり前だが、靴底の模様もしっかり。

過度に主張しないカーボン調が静かにかっこいい。

日本のインフレはまだまだ続きそうで、4年後にはエアフォースワンは3万円・・・まではいかずとも
19,800円とかには普通になってそうである。
インフレの恐ろしさを感じると共に、やはり良いものを長く使っていきたい。
経年劣化観察シリーズ
経年劣化観察シリーズはこれで2ポスト目である。
この企画に思い至ったのは、ショッピングサイト等には新品の状態や購入当初の性能に関するレビューはたくさんあれど、実際に一定期間使ったあとの商品がどのような状態になり、どのような劣化をたどるのかは調べたがあまり語られていなかったからだ。
新品の状態はもちろん素晴らしく、新しい商品を手にした時の喜びは何物にも代えがたいが、実際にはそれらは毎日使われ、日々の生活の中に溶け込んでいく。
なので、実際に使われた後の状態についてレビューした方が助けになるのではと考えた。
幸い、私自身物持ちは良い方で、一つの物をじっくり長期間使いがちなので、レビューするのにはうってつけと考えたのである。
この企画が誰かの商品購入の参考になれば幸いである。