京都で心もお腹も満たされようぞ
京都とは何とも心惹かれる地名ですね。
京都に行く理由は人それぞれだと思います。
美しい神社仏閣に触れる。最高の「和」の体験をしてみたい。移ろいゆく古き良き景色を写真に収めたい。
和装で町を散策してみたい。美味しい和スイーツを食べ歩きしたい等。
この素晴らしい古都はかのように様々な人々を惹きつける。
その中で僕の目的はハッキリしていて、京都の禅寺を回り心の安息を得るというセンチメンタル・ジャーニー的な意味合いが強いです。
という訳で、どのような旅程になっていても臨済宗大本山天龍寺にお邪魔し、曹源池庭園を眺め、禅に想いを馳せ、忙しい都会で無くした心を取り戻す(忙とは心を亡くすと書きます)ことは外せないプログラムとなっております。
しかし、京都の魅力は勿論禅寺に限られるものではありません。
天龍寺が在る嵐山エリアは元々貴族の休養地であったとのことで今でも美しい自然の景色と共に様々なお店が軒を連ねていますが、美食にも当然事欠きません。
禅寺で心が満たされた後は美味しい料理でお腹も満たされてしまいましょう!
京都嵐山:ぎゃあてい
先日ご紹介させて頂いた古民家和食:出町ろろろに引き続き、2軒目ご紹介させて頂くのは嵐山おばんざい:ぎゃあていです。
屋号である「ぎゃあてい」は天龍寺の和尚様にいただいたものです。ぎゃあていとは、般若心経の一部で『行け行け(思うがままに行きなさい)』という意味です。思いのまま、お好きな料理を食べて欲しいという願いが込められています。
ぎゃあてい公式ホームページより
時刻は12:00を回り、八咫烏の文ちゃんもお腹が減ったようでぎゃあぎゃあと煩く鳴いています。
ぎゃあていは天龍寺のすぐ向かいで道路に面しているので発見は容易かと思います。
モデルコースとしては、午前中確り時間を掛けて天龍寺を堪能し、その後、竹林の道を散歩してからぎゃあていでおばんざいを頂くというのがお勧めです。
美味しいおばんざいバイキングがお値打ち価格で食べれるということでぎゃあていはいつも大人気。
これまで何回か来てますが、平均すると1時間待ちくらいですね。
もし、空いてれば迷わず入りましょう。今回は1時間半程待ちました。
ぎゃあていの隣にある嵐山ちりめん細工館。
こちらも面白くて可愛いちりめん細工が沢山並んでいるので、食事後散策されると良いかと思います。
バイキングメニューのご紹介
バイキングは着席から60分間。
時間は十分あるので存分に京都おばんざいを味わっていきたいと思います。
以下、メニューのご紹介。
茶碗蒸し
胡麻豆腐
九条葱ぬた和え
菜の花芥子和え
くず蒟蒻
南瓜のたいたん
※たいたんとは
出汁巻卵
生麩のたいたん
鯖のやいたん
※やいたんとは
切干大根
野菜の天婦羅
鶏の唐揚げ
揚げ生麩あんかけ
ぎゃあてい一番のおすすめとのことですが、なるほど美味しい!
串カツ
ここだけ大阪なんじゃないかという気がしなくもないですが、熱々で美味しいので不問に伏す(笑
一通り取ってきましたが、どれも美味しそうですね!
料理はバイキング方式ですが、人気店故に回転も早く、少し待てば出来立てが並べられる点もポイントが高いです。
二巡目では湯豆腐も頂きました!
豆腐品評価会金賞受賞の上田とうふさんのお豆腐は滑らかな口溶け。
この艶々のお豆腐は如何でしょうか。おつゆとの相性も抜群です。
デザートには満月のような大皿プリンも用意されていました。
結びに
美味しいおばんざいを2000円で存分に楽しめるのは非常にお値打ちかと思います。
バイキングと侮るなかれ。一つずつのお料理も料理長の細やかなこだわりが感じられ非常に美味しいです。
大衆的な多数のお客さんを相手にしつつも職人として最高の物を出してやろうというプライドを随所に感じます。
料理旅館 嵐山辨慶のプロデュースするバイキングレストランぎゃあていの「おばんざい」はもったいないの気持ちを大切に、嵐山辨慶の心と技で手間隙をかけて創ります。料理旅館の仕入れた食材の中で使用しない部分をひと手間かけて一品を創る。
ぎゃあてい公式ホームページより
一方、ぎゃあていはバイキングであるが故に、気を抜くとすぐにお腹一杯になってしまいますが、食べ過ぎには十分注意しましょう!
汝、貪るなかれです。
必要な物を必要なだけ。
欲望を自ら放下着出来た時に心は自由になれるのです。
京都で心身共に健やかになりましょう。
それでは、また!
皆さまも良い旅を!
ぎゃあてい
住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺造路町19-8
電話番号:075-862-2411
営業時間:9:00〜17:00