食在亜州!ソウルフード、ラーメン
ニュージーランドから本邦帰国後、突然ラーメンが食べたくなりました。
ニュージーランドでの美味しすぎるステーキやサーモンも大変素晴らしいですが、基本的には塩や醤油等の割と単調な味付け。
付け合わせもフレンチフライ+ケチャップというこれまたド定番が続きました。
そんなこんなで偶にはアジアの複雑系の味付けも恋しくなるものです。
数あるアジアの食べ物の中でもラーメンはなんとも哀愁の念を抱かさせるソウルフードではないでしょうか。
新横浜ラーメン博物館へと
近場のよく行くラーメン屋さんも凄く好きですが、帰国直後でちょっとしたスペシャル感を求めたい気分。
ということで、全国の美味しいラーメンを味わえる新横浜ラーメン博物館に来て参りました!
入場料は大人一人380円。
招き猫が可愛いなかなか趣のある入場券です。
ラー博、昔からあるイメージでしたが、1994年からやってるのは驚きでした。
90年代は自分が10代だった頃なので、何か特別な物を感じますね。
1F部分はラーメンに関する蘊蓄や歴史を紹介している場所ですが、お腹が減っているので、スルーしてそのまま地下の飲食エリアへ!
昭和ノスタルジーにタイムスリップです!
昭和の街並みがいい味出してます。
思えば「ミレニアムだ!」と世間が騒いでた1998や1999ってまだこう言う街並みが少し残っていたんですよね。
こういうちょっと昭和な感じがまだリアルに感じれたように思えます。
しかし、そこから更に20年経った2020年からするとこのような街並みはもはや博物館や歴史の教科書で見るものなんだなとしみじみ感じました。
熊本県:元祖熊本ラーメンこむらさき
折角、ラー博に来たからには最低2店舗は行ってやろうと意気込み、最初に滑り込んだのは熊本ラーメンの「こむらさき」。
1954年創業、博多ラーメンと双璧を成す九州ラーメンの雄。
カップ麺になったり、メディアにフューチャーされている名店ですね。
頂いたのはチャーシュー麺大盛り1050円と味噌とんこつラーメン900円。
※いつものノリで大盛りを頼んでしまいましたが、ハシゴするなら絶対にミニラーメン(600円)がオススメです!痛恨のミス!!
味噌とんこつラーメン:900円
チャーシュー麺大盛り:1050円
九州ラーメンはニンニクを使うことが多いとのことですが、こむらさきでは細かく刻み、じっくり炒り上げたニンニクチップを仕上げに振りかけているとのこと。
実に香ばしい!
とんこつベースのスープは一見こってり系かと思いきや、アクと余分な油をカットしている為、意外とあっさり。とんこつラーメンなのにすっきり目な印象です!
この麺はどうだろうか。
細目の自家製オリジナル麺。ツルツルとした印象で喉ごしがいい。
チャーシューもスープの味を邪魔せず、満足感が得られる絶妙なバランス。
こむらさき戦後、お腹の調子を整え次戦に備える為にしばし散策。
昭和の街並みって基本暗いんですよね。
でも、だからこそ明かりや人の温かみがリアルで尊いのかもしれません。
銭湯のれんげ湯にもお邪魔しました(念の為お湯には入れませんよ笑)。
おっと、こちらは女湯。
広場の掲示板にはそれぞれのお店の待ち時間が掲載されています。
何年か前に来た時には無かったと思うので進化してますね!
山形県:龍上海本店
1958年創業、秘伝の真っ赤なからみそをどんぶりのど真ん中に戴く、からみそラーメンのイニシアチブ。
山形の本店は1-2時間ほど並ぶそうで、新横浜で気軽に楽しめるのはとてもラッキーかと思います。
今回頂くのは、ミニからみそラーメン630円と赤湯しょうゆミニラーメン600円。
先ほどの失敗を生かして今回はしっかりミニラーメンを選択!
龍上海本店は元々しょうゆラーメン(支那そば)のお店だったが、自宅にスープを持ち帰り、味噌を入れて食べてたのが起源で、煮干しのきいた味噌ラーメンが誕生したとのこと。
店内にはこのからみそ伝説に関する漫画も展示されていました。
偶然から生まれる味の奇跡ですね!
ミニからみそラーメン:630円
赤湯しょうゆミニラーメン:600円
麺は出前でも伸びない麺を!とのことで、太い平打ちの麺を用意。1玉1玉丁寧に手揉みされていることです。
油こってりのスープによく絡みます。
十分な厚みのチャーシューも食欲をそそります!
ラー博その他散策系
2軒ハシゴして完全にお腹が膨れました。
もう食べれません・・・が、折角、ラー博まで来たので、色々探索してみることに。
昔無かったものとして広場にラーメンボールとしてお酒が飲めるスペースが設置されていました。
昭和ノスタルジーの中で一杯やるのもオツですね。
こちらも新しいものかと。
喫茶&すなっくKateko
ラーメン意外にもこの昭和な雰囲気を楽しむ手段があるのはいいですね。前は本当にラーメンのみにフォーカスされてた気がします。
時間を気にしなければ、1日遊べるスポットに進化していました!
次に1Fに戻り、探索を進めます。
ラーメンといえばやはりチャルメラおじさん。
自分も屋台のオヤジ風になりきってみます。
様々なラーメンを題材にした漫画も展示されていました。
たかがラーメン、されどラーメン。日本人のラーメンへの愛を感じます。
全国これだけあるご当地ラーメン。
今年の旅計画の一つに「車でまったり日本旅!」という企画があるので、その際、全国の名店を周ってみるのもありですね。
ラーメン史に関する展示もありました。
2000年前後にあったラーメンブームは様々なテレビ番組にもフューチャーされていてとても印象に残っています。
思えば、あの頃、インターネットは未だ黎明期でスマホは登場しておらず、YouTubeも無かったので娯楽としてテレビの影響力は絶大でした。懐かしいですね。
こうして今、自分で曲がりなりにもブログを書き、ネットにアップしてるのは隔世の感があります。
結びに
トータルで2時間ちょっと滞在しましたが、とても楽しめました!
名店ラーメン店にそれほど並ばずに入れるってのもポイントかと思います。
地下部分は非常にクオリティー高く昭和の雰囲気が作り込まれており没入できます。
ただ一つだけ楽しさを阻害するのは駐車場代です。ラーメン博物館の入場チケットを買うと30分無料となりますが、30分では何も出来ないので実質駐車場代を支払うことになります。
その駐車場代が30分250円。ラーメンの単価を考えると割高感が否めません。
家族4人とかで来てればもう少しマシかもしれませんが、ソロやカップルで来ると地味に効いてきて、時間がどうしても気になってしまいます。
駐車場代もう少し安ければ、もっと時間を気にせず楽しめたと思いますのでここのところ何とかなると最高だと思います(ケチ臭くて申し訳ない!!)。
懐かしいノスタルジーに後ろ髪引かれる思いですが、2020年の未来へ戻りたいと思います。
それでは、また!!