中華街と云えばオーダーバイキング
則ち、食べ放題。
前回は変わり種として超高コスパの名店、東北人家を紹介したが、中華街の王道といえばやはりオーダーバイキングなのだ。
中華料理は兎角種類が多い。しかも困ったことにどれも美味しいと来ている。
高級感あるエビチリに、クセになる味付けの青椒肉絲。香ばしい焼鴨と甜麺醤のバランスが絶妙な北京ダックに、小龍包などの点心類も忘れてはならない。挙げればそれこそキリがない。
あれこれ何を頼むか悩むより、ここは一気に食べたい物全てを頼んでしまい、己の胃袋と不退転の覚悟で突撃していくのが正しい中華街の遊び方ではなかろうか。
しかし、もう一つ中華街のバイキングで大問題なのはお店が多すぎることだ。
大通りは言うに及ばず、外れた小道にすら中華バイキングの店舗がひしめく。客引きの数もかなり多く、「安いよ!美味しいよ!」の大合唱でどこに入れば正解なのか分からなくなる。
お店が多すぎて決められないとはまるで贅沢な悩みであり、正直不味い中華料理を見つけるのも難しいのでどこに入っても大外れはしないと思うが、その中でも最高のお店に入りたいのも人情。
中国人が思う最強中華バイキングがここに!
では、どこに入ろうか。結論から言います。
今中華街で一番美味しいのは今回紹介する北京烤鴨店です。迷ったらもうここです(個人の感想です)。間違いありません(個人の感想です)。
お値段は一人3980円とこれまでよく使っていた横浜大飯店の3480円より更に値が張るが、ここは諦めて下さい。美味しい料理は安くないのです。
が!値段に見合った味なのは間違いないので後悔することはまずないでしょう。
お店への敬意と思ってニコニコ払いましょう。
と言うか、これだけ美味しい中華を3980円で食べ放題できるのは奇跡的なコスパで文句を言ったらバチが当たります。
では詳細紹介行く!
開放的な店内で本格中華を目一杯楽しむ!
待たされるほどではないが、店内はほぼ満席。
このお店の実力を考えると超満員でもおかしくないと思うが、やはりメイン通りから一本外れた立地によるものか。
隠れた名店として使う方としては嬉しいが、どうせそのうちバレて気軽に入れなくなってしまうので、行ける時にたくさん行っておこう。
お腹に入れてしまった食べ物と素敵な思い出は最強なのだ!
まず言いたいのは、料理の種類が非常に多い。値段がクオリティーにしっかり反映されている好感が持てるお店である。
メインのお目当ては勿論北京ダックだけど、来るのは少し時間がかかるので先に他の料理を頼んでおきましょう。
定番の鶏肉とカシューナッツ炒め。
日本化されてしまっている中華が多い中、かなり現地の味付けに近いのも嬉しいところ。
糸豆腐の冷菜。現地ではかなり気軽に楽しまれているおつまみだが、日本ではあまり出てこない印象。
こういった有名どころ以外の現地の味が気軽に楽しめるのもいい。
見渡すと店内に中国人のお客さんもかなり多い。
本国人が良く来るお店=いいお店の方程式はここでも当てはまるのだ!
そうこうしている内にメインである北京ダックがついに!
店名からも自信を漲らせているが、見事な飴色の焼き色。
釜から出た焼き立ての北京ダックが目の前で捌かれて行く烤鴨パフォーパンス!自然とテンションが上がる。
捌かれた北京ダックは皮はパリパリ、お肉はジューシー。
見て楽しい、食べて美味しいで120点!何度でも頼みたくなってしまう。
いいんですよ、何度頼んでも。バイキングですから!
北京ダックを頂く時はやはりガッツリいきたい。コース料理で1-2枚食べても満足しないのである。
お腹いっぱい楽しもう!
なんとも贅沢な至福の時。
点心類も安定の美味しさ。
肉汁たっぷりのシャオロンパオは北京ダックに次ぐこの店第2位の美味しさ!
リピート必須。
定番の料理たちも平均点がかなり高い。
どれを頼んでも間違いない。
酢豚もこの照り!見るからに美味しそうだが、食べても勿論美味しい。ハズレない。
豚肉のXO炒め。濃厚な味付けがたまらない。
ご飯が欲しくなるところだが、お腹が膨れてしまうので我慢。
北京ダックリピートが正解!
鶏肉の辛子炒め。
ビールに合う最高のおつまみ。
中華の定番中の定番、麻婆豆腐。
石鍋で出てくる気合いの入れよう。山椒が効いた本場の味。美味い!
動けなくなるまで中華を食べて
中華バイキングに来るとついつい食べすぎてしまう。しかもそれがとびきり美味しいお店だとなおのこと。
罪である。
中華街には子供の頃から良く行ってたけど、北京烤鴨店の美味しさは頭一つ抜けてる印象。
すぐまた、行きたくなってしまうが、せめて月1で我慢しよう。。。
ただ美味しいものを食べて、散歩して家に帰るまったりした週末。
そりゃ太るわ!
そろそろ山にも登りたい。